会社人生における大きな出来事「人事異動」。「栄転」「出向」「左遷」など色々ありますが、その中でもショックが大きいのが左遷です。
今まで頑張ってきたのに左遷されたらやる気もでなくなってしまいますよね?
けれど、左遷人事を伝えられたからと言って、あなたの人生が終わったわけではありません。
ここから逆転することはまだまだできます。そんな逆転劇についてあなたがすべきことをお伝えしていきます。
目次
1.そもそも左遷されたの?
そもそもの話ですが「経験したことのない部署に異動=左遷」と思っている人は、早とちりしている可能性があります。
あなたは左遷と思っているかもしれませんが、会社にとってはあなたに経験を積ませたいのかもしれません。
営業部の人が人事部に行ったり、開発部の人が営業部に行ったりなど、いろいろな経験を積んでもらうことで将来の幹部に育てたい可能性があるからです。
ある程度の規模の会社であれば、社長の略歴(どんな部署を経験してきたのか)がわかると思いますので、それを参考にしてみると良いと思います。
社長が様々な部署を経験している人であれば、あなたの人事異動は経験を積ませたいからかもしれません。
2.ジェネラリストとして勝負する
「営業一本で勝負!」「技術力で勝負!」という人は、スペシャリストです。日本では多くの人が「自分の部署でどんどん役職が上がっていく」ことを想像しています。
しかし、役職が上がれば上がるほどその門は狭くなっていきます。同時に何人も同じ部署で部長にはなれませんから当然のことです。
当然のことなのに、「自分の部署から外れると左遷」だと思ってしまうのはとてももったいないことです。
営業部から外れて企画部に言ったとしてもそこで様々な知識を吸収すれば、それは立派なあなたの力になります。
・部署に関連する知識(営業知識や法律知識、諸手続きにかんする知識など)
・部署ごとの考え方の違いがわかる
・部署間の橋渡しができる
会社は決して一つの部署で完結しません。多くの部署が連携しあってこそ大きな力を生むのです。そこには部署間をうまくつなぐことができる、ジェネラリストが必要不可欠になります。
そのジェネラリストとして勝負するのもいいでしょう。
3.異動先でスペシャリストとして勝負する
別部署に異動になると「今まで頑張ってきたことが無駄になる」と思ってしまうかもしれません。それはごく当然のことだと思います。
しかし、異動先の方があなたの能力や性格に合っている可能性があることを覚えておいてほしいです。
案外自分のことはよくわからないものです。営業部が自分に最も適していたと思ったのに、人事部に来てみたらこれまで以上に活躍できたなんてことはよくある話です。
それなのに「別の部署に異動になったから、もう仕事なんてどうでもいい!」なんて自暴自棄になってしまったら、それこそあなたの会社人生はそこまでです。
異動先の方が自分の適性にあっていれば、そこでのスペシャリストとして活躍する可能性が大いにあります。
4.収入で逆転する
左遷されてショックを受ける理由は大きく分けて2つあります。それが、
・これ以上出世できないかもしれない
・収入面で同期や後輩と差ができる
という不安です。
あなたは「出世こそ生きがい」という人でしょうか、それとも「収入面で満足すれば良い」という人でしょうか。
少なくとも私は出世こそ生きがいというタイプではありません。それは、会社での出世なんて会社以外の人になんの価値もないからです。
道を歩く人に「私は○○商事の部長だ! すごいだろ!」と言ったとしても「あぁ、そうなんですね」と言われるのがオチです。
世間的にすごいと言われるのは役員クラスからですし、その役員だったとしても「すごそうだね」程度で終わる可能性大です。
それよりは、やはり収入面で豊かになることのほうがよほど有意義です。
左遷されて会社の中での昇進・昇格の可能性が低くなったとしても収入でその人達を上回っていれば全然気になりません。
「左遷されたのにどうやって収入を上げるの?」
そう。確かに今の会社からもらう収入だけでは足りません。しかし、今は空前の副業ブームです。
私もサラリーマンをしながら副業をしていますが、月の収入は20万円くらいあります。昇給・昇格をしたって月に20万円も上がりません。
会社ではもちろん今の仕事を頑張っていますが、これまでみたいに「会社で頑張らないと生きていけない」なんていう不安が今は全くないのでとても気楽です。
副業は収入面ではもちろんですが、精神面でも大きな安心を得られますので、特におすすめです。