直接言う?メールで伝える?上手な昇進の断り方

2018年9月11日

昇進することで「会社の中での権力が増す」「給料が増える」というメリットがありますが、

盲目的に「昇進=幸せなこと」と考えるのはちょっと気が早いです。昇進することのデメリットは想像以上に大きいです。

昇進することのデメリット

・仕事量が増える
・責任が増える
・働く時間(拘束時間)が長くなって自分の時間がなくなる
・肩書きでちやほやされるのは会社内だけ

こんなにデメリットが多いため、20年前と比べて「昇進・昇格したくない」という人が多くなってきているのも当然だと思います。

とはいっても、会社で「嫌だ!昇進したくない!」などといっても会社に居づらくなるだけです。

そこで、今回は上司や周りの人が「その理由なら昇進したくないといっても仕方がないね」と言ってくれやすい断り方について紹介したいと思います。

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昇進を断る方法は何がいい?

まず、昇進を断る方法についてですが、「直接上司に口で伝える」「人を介して伝える」「メールで伝える」などがあります。ただし、一長一短があります。

直接上司に口で伝える

直接上司に口で伝えることのメリットは、「上司の納得を得られやすい」ということです。一方で、上司の方が口が達者な場合には、逆にあなたに昇進するように説得してくる危険性があるというデメリットがあります。

上司だって優秀だと思っているあなたに昇進の話をしているのですから、そう簡単には引き下がらないと思いますので、確固たる意思をもって望めるのであれば、口で伝えましょう。

人を介して伝える

直属の上司ではなく、他部署の上司に昇進をやめたいという意思を伝えるものです。

人は心理学的に「第三者からの話を信じやすい」という性質があります。

友達から「彼、あなたのこと好きらしいわよ」なんて言われたらすごく気になってしまいますよね。

「信憑性が増す」というのが人を介して伝えることのメリットです。

デメリットとしては、やはり「決め手に欠ける」ことがありますので、最終的には直接上司に伝える必要があります。

メールで伝える

メールで昇進を断る際のメリットは「理路整然と昇進を断る理由を伝えられること」「伝える前に何度も書き直しができること」などが挙げられます。

デメリットとしては、「本気度が伝わりにくい」ということでしょう。

ちなみに私の場合は、これらの合わせ技で「他部署の上司に相談をしにいった後で、メールで簡潔に昇進したくない理由を伝えたあとで、直接話に行く」です。

面倒くさいかもしれませんが、成功率を上げたいのであればオススメです。

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納得してくれやすい昇進を断る理由

相手が納得してくれやすいのは「あなたの力ではどうしようもないこと」です。

1.健康上の理由

運動不足でもない限り、健康上の理由で拒否されることはないでしょう。
「医者から長時間の労働は控えるように言われている」
「持病があって、定期的に通院しなければならなくなったため、早退や休みが多くなるかもしれない」

もし、健康上の理由を伝えて「いやそれでも昇進してくれ」なんていう上司だったらとっととその会社は辞めるべきです。会社はあなたを人間だと思っていません。

2.家族の介護

親や子供を介護しないといけない状況でしたら、同意はかなり得られやすいです。
「親の介護で毎週通院の付き添いをしなければいけない」
「こどものリハビリで長期間通院の付き添いをしなければいけない」

NGな昇進を断る理由

逆に、これを理由にしてはいけないというものもあります。

能力がない

「昇進する能力がないから辞めさせてほしい」という理由は止めておいたほうがいいです。

それは、「あなたは能力がないと思っているけれど、上司はあなたの能力を買っているから」です。

いってしまえば、「能力がない人を昇進させようとしているあなたの選定眼が間違っています」と、上司の顔を泥に塗るようなものです。

この理由で昇進を断ることができるかもしれませんが、その後の上司の態度が冷たくなる可能性があるのでおすすめしません。

責任を持ちたくない

これはただ単にあなたのワガママと捉えられかねません。上司との関係は悪化するだけです。止めておきましょう。

まとめ

今の時代、「昇進=幸せ」というわけではなくなってきています。

そんな中で、昇進を進められたときには「メール等で簡潔に意思を伝えたあと、直接会って本気度を示す」と納得してくれやすいです。

また、昇進を断る理由としては「あなたの力ではどうしようもないこと」が最も適切です。自分の能力が不足していることを理由にすることはやめておいた方がいいです。

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