QRコード決済のPayPay。おトクなキャンペーンがしょっちゅう開催されていますから、お買い物がはかどります。しかし、たくさんのお買い物を一気にすると、その月は苦しくなってしまうこともありますよね……。
PayPayの支払い方法にはPayPay残高以外にクレジットカードも使えます。クレジットカードで支払った場合に、分割払いやリボ払いをすることができれば、その月の負担が軽減できます。
今回はPayPayで分割払いやリボ払いができるのかについて、お伝えしたいと思います。
目次
PayPayアプリでは1回払いしかできない
街でクレジットカードを使ってお買い物をする際に「お支払いは1回ですか? 分割ですか?」と聞かれたり、インターネットショッピングなどでも「1回払い or 分割払い」など選択があったりします。
しかし、PayPayのアプリのどこを見ても選択肢がなく、1回払いにしか対応していません。
また、公式としても1回払いしか対応していないと明言しています。
分割払いはできません。
お支払い方法は1回払いのみです。
参照元:公式HP
クレジットカード会社に依頼する
PayPayアプリでは確かに1回払いしか選択肢がありませんでした。しかし、まだ手はあります。それがクレジットカード会社に「分割払い」や「リボ払い」を依頼すること。(注意:すべてのクレジットカード会社が対応しているわけではありません)
PayPayアプリで1回払いを選択しても、クレジットカード会社に連絡をいれれば「分割払い」や「リボ払い」などにすることができます。
直接クレジットカード会社に連絡してもいいですが、多くのクレジットカード会社はWEB上で手続きができたり、専用のアプリを使って変更することが可能です。
楽天カードの場合
楽天カードだったら、専用のアプリ内の「ご利用明細」「支払額の調整」を選びます。
すると、「リボ払いへの変更」や「分割払いへの変更」を選ぶことができます。
あとは、各項目には「VISA国内利用ペイペイ」などと書かれているので、リボ払い、分割払いしたいものを選びましょう。
分割払いの回数を多くすると手数料(利息)が増える
分割の回数を多くすれば、1回1回の支払額は小さくなりますが、手数料(利息)が増えるので注意が必要です。
こちらは楽天カードの場合です。
分割回数 | 実質年率(%) | 100円当たりの分割払手数料 |
---|---|---|
2 | - | - |
3 | 12.25 | 2.04 |
5 | 13.5 | 3.4 |
6 | 13.75 | 4.08 |
10 | 14.5 | 6.8 |
12 | 14.75 | 8.16 |
15 | 15 | 10.2 |
18 | 15 | 12.24 |
20 | 15 | 13.6 |
24 | 15 | 16.32 |
クレジットカード会社によって手数料は違いますので、利用する際は自分のもっている会社の確認をしてください。
手数料の簡単な計算の仕方
ただ、「この表を5回払いで13.5%なんて高い!」と思うかもしれません。しかし、実際に見る必要があるのは実質年率ではなく「100円あたりの分割手数料」です。
実質年率は1年間借りた場合の手数料率のことです。
注目すべきなのは100円あたりの分割手数料なので、ここでは5回払いを見てみると3.4円です。
これはどういうことかというと100円を5回払いで払おうとした時は、最終的に総額で支払う金額が、103.4円になるということです。つまり3.4%が手数料になります。
分割するなら2回がおすすめ
とはいえ、基本的には分割払いは手数料がかかるので、少ない回数で支払うほうが良いでしょう。
すべてのカード会社ではないのですが、2回払いは手数料が無料なところが多いです。なので、おすすめは2回払いです。
3回払いでも2%程度なので、許容範囲かなと思います。
分割払いの上限金額がある
クレジットカードで購入できる金額に上限金額があるように、分割払いにも上限金額があります。
リボ払いと分割払いの違い
購入した金額を、何回かに分けて支払うという意味ではリボ払いと分割払いは同じです。
しかし違う点も多くあり、それをまとめた表がこちらです。
分割払い | リボ払い | |
---|---|---|
支払い回数 | 各社によって異なるが おおよそ2〜36回くらい | 決まっていない |
適応対象 | 1商品群 | カード利用額 |
総支払額 | 最初に決定 | 返済しなければ無限に増える |
分割払いは、支払総額が決まっているので計画的に返済が可能です。しかしリボ払いは、カード利用額を全額支払え終えなければいつまでたっても返済ができないため、利用する際には特に注意が必要です。
賢く利用するという意味では、やはり2回の分割払いでしょう。
まとめ
PayPayのアプリでは1回払いしか選べませんが、後日クレジットカード会社で分割払いを選ぶことができたりします。
とはいえ、分割払いの回数が増えるほど手数料が高くなるので2、3回払いに留めておいたほうが良いでしょう。
くれぐれもキャンペーンがオトクだからといって大量に買い込んで、「手数料>キャンペーンの還元ポイント」にならないようにしましょう。