課長を目指している、もしくは課長になったあなた。昇給額はいくらでしたか?
もし、昇給額が月3万円以下なら、課長辞めたほうがいいかもしれません。
それは、課長になった責任、増加する労働時間に対して、昇給額が見合っていないからです。
・将来は部長になる
・会社のために責任を持って仕事をするぞ
そのあなたの意気込みに対して、会社がそれ相応の対価を支払うべきです。
しかし、それを払ってくれないのであれば、昇格するということをもう一度考え直したほうが良いです。
それをこれから詳しく説明していきますね。
目次
1. 労働時間と対価
多くの会社では、「課長」「部長」という肩書がつくと「役職手当」がつきます。
ただ、その役職手当が月に3万円以下なら考え直したほうがいいです。
課長になれば責任はその分重くなりますから、必然的に労働時間は増えていきます。
しかし、たとえ3万円収入が増えたとしても、それ以上に働いているのであれば見合っているとは言えません。
3万円というと、残業時間で大体15時間位です。平社員のときより15時間以上多く働いているようであれば、本来もらえる給料は少なくなって責任だけ重くなっていることになります。
3万円と書きましたが、平社員のときより毎月25時間以上多く働いているのであれば、月5万円以上の役職手当をもらっていなければ割りに合っていません。
働いた分だけ賃金を払うのが労働基準法の大原則です。あなたは働いた分だけちゃんとお金をもらっていますか?
2. 管理職という名の鎖
あなたは、「管理職になったら残業がつかないのは当然」なんて思っていませんか?
それ、大間違いですからね。
たしかに、労働基準法では「管理監督者」には残業代を支払わなくても良いとしています。
しかし、「法で定めている管理監督者」と「会社のいう管理職」は違っていることがほとんどなのです。
これは本当に日本の企業のダメなところだと思います。
法律で定められている管理監督者というのは、下の3つが全て満たされていなければいけません。
・経営者と一体的な立場にあること
・厳格な出退勤管理を受けず、自らの勤務について決められること
・役職にふさわしい給料等をもらっていること
まぁ、簡単にいえば「会社の方針を自分で決められて、好きな時間に出退勤できて、お金をいっぱいもらっている」人のことです。
そんな課長がどこにいるの? って話ですよね。部長だってそこまで権限やお金をもらっている人なんてほとんどいないと思います。
つまり、あなたには「役職手当」の他に、しっかり残業代も払われなければならないのです。
会社に都合のいい「管理職」なんていうものにあてはめられて、労働を搾取されているままでいいと思いますか?
3. 社長を目指しているの?
あなたにお聞きしたいのは、どうして会社に入ったのか? ということです。
・社長になって社会的な影響力を強く持ちたい
・とりあえず生きていくためにはお金が必要だから
ほとんどの人は「とりあえずお金が必要」だからだと思います。あなただってそうでしょ?
けれど、それが知らず知らずのうちに、「出世コースにのること=人生」だと思いこんでしまっているんです。
「課長を辞めたら人生が終わってしまう」「今、課長から降りたらダメなやつ認定をされてしまう」なんていう鎖に縛られてしまっているんです。
あなたはマジメな性格だから、その鎖に縛られることでストレスを抱えてしまっています。
冷静になって考えてみてください。出世コースに乗ったとしても、社長になれる人なんて100~1000人に1人しかいないんです。
そもそも課長になれない人だって3割の人しかなれないんです。ほとんどの人が、どこかで出世コースからは外れなければいけません。
あなたが出世コースに乗ることと、あなたの人生が幸せになることは、全くの別物です。
今は副業して収入を簡単に補える時代
課長の職を降りるとなると、役職手当がなくなって不安になりますよね。でも、残業代はつきますし、責任は軽くなります。
何より、今は副業して収入を簡単に補える時代になっています。月に3万円収入アップするなんて比較的簡単にできるようになっています。