PayPayは中国でAlipayの代わりに使うことができるのか?

2018年11月26日

中国ではキャッスレス社会がすごく進んでいて、小さなお店でもAlipayのQRコードが置いてあります。ですので、中国人では現金はほぼ不要でスマホ1台あれば十分です。

しかし、「中国へ旅行や出張を行く人」にとっては、まだまだ現金での支払いが楽だったりします。Alipayを使おうと思ったら、登録とか入金が面倒くさいんですよね。

でも、「QRコード決済はいいなぁ」と思っていた時に、衝撃的なニュースが飛び込んできました。

日本版QRコード決済のPayPay(ソフトバンクとYahooが作った会社)が、Alipayと業務提携するというのです。

これはつまり、日本で簡単に登録できるPayPayを使って中国で決済できる可能性がありそうだということです。私以外にも気になる人はたくさんいるようなので、調べてみました。

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現時点では中国ではPayPayはAlipayのQRコードを読めない(使えない)

結論から言えば、残念ながら公式サポートが「PayPayはAlipayのQRコードを読めない」とtweetしています。つまり、PayPayは現時点では中国では使えないということです。

うわー、残念。残念すぎる! これができたらすごく良かったのに!

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中国人観光客がAlipayを使って、PayPayのQRコードは読める

「じゃあなんのための提携だよ!」と思われるかもしれません。

2018年11月時点では、今回の提携は「日本に来る中国人観光客がAlipayを使えるようにした」というものでalilpayを使ってPayPayのQRコードは読める(決済できる)ようです。

最近は東京や大阪、京都などにはとても多くの外国人観光客が訪れていますもんね。一瞬、「ここ本当に日本だっけ?」って思うくらいに外国人であふれかえっていることがよくあります。

その彼らが日本でお金を落としやすくするための提携ということですが、それでもAlipayと業務提携したわけですから、近い将来中国でもPayPayが使えることになると信じています!

 

中国でQRコード使いたいならWeChatPay(微信支付)

「じゃあ、結局日本人は中国でQRコード決済ができないの?」と疑問が残るかもしれませんが、WeChatPay(微信支付)なら日本人でも使えます。

WeChatPayはAlipayと双璧をなすQRコード支払いです。日本でいうところのLinePayのようなものだと思えばいいです。

WeChatPayもAlipayと同じように中国に銀行がないと基本的にはチャージができないのですが、最近「ポケットチェンジ」という便利なサービスが日本で始まりました。

簡単に言えば、中国元だけでなく、日本円・米ドル、ユーロなどをWeChatPayにチャージできるものです。

実際に試してきてみましたので、興味のある人は、下の記事を参考にしてみてください。

重要事項

2019年7月19日追記:We Chat Payの仕様変更にともない、残念ながら今後チャージができなくなるようです。すでに交換したけどチャージできていない人はAmazonギフト券等と交換してもらえるようなので、公式HPに問い合わせてみてください。2019年7月19日以降に再開以降に受け取りができない場合は返金は受付ないようなので、十分注意が必要です。

関連記事【便利すぎる】日本人でもWeChatPay(微信支付)に超簡単にチャージできる方法を紹介

 

LinePayは中国で使えない

PayPayがAlipayと提携したように、LinePayもWeChatPayと業務提携を発表しました。しかし、残念ながらLinePay(というか、LINE自体)が中国では規制対象となっているので使えません。

今のところ、中国でQRコード決済をしようと思ったら、WeChatPay(微信支付)一択のようです。

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