中国ではGoogleやLineを使えない? 簡単に使える方法を紹介

2019年3月3日

日本人が中国に旅行や出張に行った時に困るのが、googleやLineが使えないということです。

日本に住んでいるとG-mailやLineなんかは、日常でよく使っているので短期間とはいえ使えなくなるのはとても痛いですよね。

困っている人がたくさんいるようなので、実際にしょっちゅう中国に出張に行く私が、おすすめする方法を紹介してます。

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中国でGoogleやLineが使えない理由

そもそも中国でどうしてGoogleやLine、Facebookが使えないのでしょうか。それは、中国政府にとって都合の悪いことが広まってほしくないからです。

中国ではインターネットの情報が政府によって監視されています。「金盾」というファイアーウォールによって不都合な情報にアクセスできないようになっているわけです。

この監視対象になっているのが、Googleであり、Lineなわけです。実際私も中国でアクセスしてみようと思いましたが、一切繋がりませんでした。

つながっても回線が激重

また、中国国内では検索するのも非常に時間がかかります。中国政府が検閲しているためだと思いますが、この情報は一般市民に見せても良いものだと判断されたものしか見ることができません。

中国のホテルにもwifiがありますが、回線は激重です。検索するのに5分位待つこともザラにあります。

おすすめな方法

それでは、さっそく最もおすすめな方法を紹介します。それは香港のsimを使うことです。

香港は中国の中でも「特別行政区」というちょっと特別な地域です。通貨は香港ドル(中国は人民元)ですし、香港から中国に入るためには出国手続きが必要です。

その香港のsimを使うと、中国の規制から外れGoogleやLineが自由に使うことができるようになります。

私は中国に出張に行く際には必ずこのsimを買っていきます。GoogleやLineは余裕で使えます。

接続スピードもかなり出ていて50Mbps~80Mbpsとか普通に出ます。むしろ日本より早いんじゃないかってくらいです。

simを買うのはAmazonがおすすめ

このsimを買うのはAmazonがおすすめです。もちろん香港の空港でも買うことができますが、香港空港を経由しないのであれば意味がありません。そして高いです(空港だと1500~2000円位)

一方Amazonで買えば、飛行機の中でsimを入れ替えれば着陸と同時にすぐにネットに繋がります。


出典:amazon

【中国聯通香港】「 中国 本土31省と 香港 8日間 プリペイド/SIMカード 」

 

sim交換って難しくない?

全然難しくありません。

1. sim交換
スマホの横には直径2mmくらいの穴が空いています。そこにシャープペンの先やクリップなどをグイっと差し込めばsimが出てきます。

simは大きさによって「normal」「micro」「nano」に別れていますが、出てきたsimの大きさをみて、その大きさの香港simを入れてあげましょう。

docomoやau、ソフトバンクであれば、これだけで繋がります。(ただし、simのロックは解除しておく必要があります)

格安simの場合には、もうひと手間必要です。

2. プロファイルの削除
格安simの場合にはプロファイルを削除していないと、ネットに繋げることができません。

iPhoneの場合には「設定」→「一般」→「プロファイル」のところに構成プロファイルがあると思いますので、これを削除しておきましょう。

sim交換で注意して欲しいこと

実際に使ってみて、注意してほしいことが3つあります。
・自分のsimをなくさないようにケースに入れておく
・「simロック解除してある携帯」 or 「simフリー携帯」であること
・格安simを使っているのであれば、帰国前にプロファイルを再登録しておくこと

simはとても小さいのでなくしてしまう危険性がありますので、ケースに入れておきましょう。割れる可能性がなくはないので、ちょっと硬めのケースのほうがおすすめです。

また、simを交換するわけですが、端末がsimロックが解除されていないと使うことができません。香港simが対応していない機種もあるので、事前に確認しておく必要があります。

格安simを使っているのであれば、プロファイルを削除しなければ使えないことは書きました。帰国する時にはプロファイルを再登録しておきましょう。事前にプロファイルをダウンロードできるURLを登録しておくとスムースにできます。

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その他の方法

他にも中国でGoogleやLineを使う方法があります。

ポケットWifiをレンタルする

空港ではポケットWifiをレンタルすることができます。これを持っていけば使うことができますが、simより割高であることが多いです。

simを交換しなくてもいいので、初心者向きではあります。とはいっても、sim交換はめちゃくちゃ楽なんですけどね。

VNP対応のものでないと意味がありません。

VNP接続をする

中国政府に検閲されないようにする方法の1つとしてVNP接続というものがあります。

しかし、「ホテルのwifiしか使わない」「ネット接続には詳しい」という人でない限りはオススメしません。

中国で使ってみた感想

香港simを使うことで、日本と同等以上に快適なネットライフを送ることができます。GoogleやLineもサクサク動きます。

1つ気になる点といえば、「Google Mapの現在位置がおかしい」ということです。どう見ても今いる場所とは1kmくらい離れた場所を指しているのです。

これが中国製アプリ「百度」で現在地を確かめるとばっちりあっています。いろいろと国家間の戦略が垣間見える瞬間です。

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